'07-1-13/14 鹿児島ローラⅡ

鹿児島県姶良郡姶良町

鹿児島県姶良郡姶良町

鹿児島ローラⅠが大好評だったので、引き続いて第2弾を行いました。 鹿児島空港で借りたレンタカーはいつものビッツで、パワーもそれなり燃費もFBで、今回の移動では18km/L近くも走ってくれました。 鹿児島空港ICから九州自動車を南下すると東側衛星パス方向に開けた桜島SA(姶良郡姶良町)からFOにQRVしました。 MEL=6.5degのFO-29を1.3m長のGPでアクセスするには、ちょっと無理かなと思っていましたが、予想に反し17QSOもできました。 写真の通り簡単なANT設備でしたが、こんなANTでも結構楽しめるんですね。 但し、こちらの信号が弱かったみたいで、ログに複数回ログインしている局が数局見受けられました。

鹿児島県鹿児島市

鹿児島県鹿児島市

SAT運用ポイントを探索しながら九州自動車を南下し指宿スカイラインへ、この自動車道は山に沿うように走っているのでSAT運用に適した場所が無く、自動車道を降りて鹿児島新港へ向かうことにしました。 鹿児島新港では予想通りのFBロケーションで、桜島を正面にいつものお手軽GPアンテナを設営しました。 今回のパスは桜島上空を通過する高仰角のFB軌道なので、30局オーバー/パスQSOを期待しましたが、何故かMEL付近でDWNが弱々となりビックガン局ですらカスカスとなってしまいました。 この状態はMELを通過すると解消されましたが、呼ばれているのにコールが取れず、22QSO止まりで目標を達成できませんでした。 このMEL付近でDWNが弱くなる事象はこれまで度々経験しているのですが、これは衛星との姿勢関係から起こることでしょうか。?

鹿児島県川辺郡川辺町

鹿児島県川辺郡川辺町

鹿児島市からR225線で峠を越え川辺町へ。 国道脇に衛星パス方向に開けたFBポイントを発見し、GPを設置しました。 MEL=16degの低軌道にも拘わらずAOSからLOSまでコンスタントに呼ばれ、20QSOもできました。 こちらではMEL=16degでしたが、本土ではもっと低かったはずで、軌道が低い方が確実にループが設定できるのは何故でしょうか。?

鹿児島県南さつま市

鹿児島県南さつま市

川辺町のFO-29から次のVO-52までちょっと時間が有ったので、温泉&夕食にすることにしました。 R270を北上すると日置市に入ったところで吹上温泉の標識を発見して、早速行ってみました。 この辺りには観光案内にも載っていないような、マイナーな温泉が沢山あります。 吹上温泉でSAT移動の疲れを癒し、夕食を取ってから夜のVO2パスの戦闘開始です。 先ずはR270を南下し南さつま市へ、SAT運用ポイントを求めてウロウロしていると、県立農業大学の近くに適当な場所を発見しました。 造成中の農地のような場所で、人気はまったく無く怪しいSAT移動には最適です。 しかし、人気の無い真っ暗闇での運用は、ちょっと気味が悪いですね。 そんな弱気が影響したのか、SAT運用中に突然女性の声で ”長距離ドライブお疲れ様 "と声を掛けられた時は驚きました。 何と声を掛けてきたのはナビでした。
SATの方はMEL=7.7degと厳しい軌道条件でしたが、14QSOもログインできました。

鹿児島県日置市

鹿児島県日置市

南さつま市ではちょっと気味の悪いことがあったので、日置市では国道沿いの空き地で運用することにしました。 ここなら車も走っていて人気があるので安心です。 ここでのパスは仰角が高めなので、標識を利用してANTを寝かせぎみに設営しました。 GPだとアンテナを回す必要がないので、このようにお手軽仰角設定が可能となります。 今回は不得意な高仰角にも拘らず25QSOもでき、私の1パス最多交信レコードかもしれません。 VOだと高仰角でも上手く行くのかな。

鹿児島県いちき串木野市

鹿児島県いちき串木野市

日置市の運用が終わって、くしきの駅前のビジネスホテルに入ったのが24時過ぎでした。 昨日、屋久島宮之浦岳から汲んできた湧き水で、屋久島焼酎を飲みながらログの整理&反省会を行いました。 改めてログを見ると怪しいコールサインがあちらこちらに。
翌日は6:20JのFOから運用を開始したいところですが、東京でのMEL=2.8degでは需要を満たせそうにないので、ガンバって4:33JのFOから運用開始することにしました。 そのためにはホテルを4時には出発する必要がありますが、すでに1時を回っていて、さらに芋ドリンク影響も心配だったので、目覚まし2個をセットしベッドに潜り込みました。
4:33JのパスはMEL=87degの頭上通過パスだったので、GPは殆ど横倒し状態で設置しました。 ちょうど土手になっていて写真では判り難いのですが、地面からのANTの高さは2mぐらい確保できています。 早朝にも拘らず好パスだったため、20QSOもできました。 このまま車の中で仮眠を取り、次パスも同じ場所からQRVしました。 今度はMEL=7.5deg(東京MEL=2.8deg)と厳しい条件だったのですが、8QSOもできています。 衛星が南下し本土ではとっくにLOSしていましたが、DWNが聞こえなくなるまでCQを出し続けていると、何とHS0NNUからコールされビックリしました。 こんなに遠くまで届くんですね。 早朝FO-29が終わってから次のVO-52まではちょっと時間があったので、湯之元温泉に朝風呂を楽しみに行って来ました。

鹿児島県薩摩川内市

鹿児島県薩摩川内市

川内駅近くの川内川河川敷に運用ポイントを選んでみました。 AOSしてくる北東方向(写真前方)が開けているので、本土を狙うには最適なロケーションです。 AOSに備えて受信機(FT-817)のダイヤルをぐるぐる回しているとFM違法局の混信がありました。 6エリアに来て初めて聞くFM違法局の信号に、何か懐かしい感覚を覚えました。 FM違法局の混信があったので、U/P周波数をいつもの周波数からちょっとずらして運用を開始することにしました。 衛星がAOSしてから快適にパイルを捌いていると、途中からコールしてくる局のスタンバイのタイミングが合っていないのです。 何だか変だぞと思い良く聞いてみると、それはASQさんのパイルでした。 途中からASQさんのパイルの中に突入してしまったみたいです。 どちらも送信固定でやっているのにこのようなことが発生するのは、運用地点の違いによるドップラーシフトのイタズラ。? 慌ててU/P周波数を変更しましたが、皆さん付いてきてくれて25QSOもログインできました。

鹿児島県阿久根市

鹿児島県阿久根市

ここはR3号線の阿久根道の駅です。 西側は東シナ海に面していて西パスに大してはは絶好のロケーションです。 自分のD/Lを見つけようとCQを出しながら受信機のダイヤルを探っていると、自分のD/Lを見つける前に耳の良いビックガン局から呼ばれてしまいます。 それでD/L周波数を推測することができますね。 でも、何だかコールしてくるタイミングがちょっと変だゾ。 何とASQさんが快適にパイルを捌いているではありませんか。 またまた周波数がぶつかってしまいました。 直ちに周波数をちょこっとずらしてCQを開始しましたが、仰角が低かったこともあり18QSO止まりでした。 衛星対応でないリグでU/P周波数を変更すると、その後自分のD/Lを見つけるのに手間取ってしまいますね。 LOS後は同業者がいるかなと道の駅内の駐車場を見回してみましたが、怪しいANTを発見することはできませんでした。

鹿児島県出水市

鹿児島県出水市

出水市に入ってR3号線で運用ポイントを探していると、小高い丘が見えてきました。 ここには何か有るとの野生の勘で行ってみると、野球グランドがありその駐車場でANTを設営しました。 日曜日だと言うのに人気がまったく無くムセンをやるには最適でした。 ここからの眺めは素晴らしく、360度遮る物がなく、AOS~LOSまでフルにアクセスすることがでそうなLocです。 しかし、結果は25QSO/パスのタイ記録でした。 でも、ダブリQSOが3QSOもあったので、記録更新が可能だったのかもしれません。 このダブリQSOはこちらの信号が弱かったため、保険のため発生したもので、特に衛星のAGCが動作してしまうような状況では、GP ANTなど使っている弱小局のコールバックを確認することは難しいためです。

鹿児島県薩摩郡さつま町

鹿児島県薩摩郡さつま町

鹿児島ローラⅡラストの運用は、薩摩郡さつま町です。 出水市からさつま町の運用ポイントまでは約50kmもあり、さらに峠越えの細い山道だったので、遅刻するのではないかと不安でしたが、AOS5分前にANT設置が完了しました。 衛星を運用するためのパス方向に障害物が無いポイントとなると、そう簡単には見つけられませ。 特に初めて訪れる場所では地図だけでは判らないことがあり、そんな時は航空写真を利用すると便利ですね。
このラスト運用は軌道条件が良く、また衛星のAGCが動作するようなことも無かったのでダブリQSOがなく、26QSO/パスを記録しました。 これで私の持つ1パス最多交信レコードを更新することできました。