白谷雲水峡
屋久島に到着し、最初に向ったのは白谷雲水峡です。 宮之浦港からレンタカーでくねくねした山道を走ること約1.5Hr、標高約1000mにある白谷雲水峡に到着しました。 ここには屋久島の最高峰である宮之浦岳宮の登山口でもあり、ヤクスギ原生林の中をハイクできるハイキングコースもあります。 ハイキングコースは整備が施されており、初めてでも遭難の不安も無く安心して歩けます。 また、コース中には宮之浦岳から湧き出る水場が数多くあり、それをペットボトルに詰めて持ち帰ったことは、言うまでもありません。 この湧き水で屋久島焼酎を割って飲むとまろやかになり格別です。 2時間ほど原生林の中を歩き軽く汗をかいたので、お楽しみの温泉へ。
楠川温泉
次に向かったのは宮之浦港近くの楠川温泉です。 ここは湯船に4人入れば一杯になってしまうほどの小さな温泉ですが、シーズンオフでもあり他に入浴客が居なかったので、ゆっくりとくつろげました。
黒豚とんこつラーメン
山歩きと温泉を楽しめたので、次は鹿児島名物の黒豚チャーシューが入った黒豚とんこつラーメンで腹ごしらえです。 竹炭で打った黒い麺と黒豚チャーシューの絶妙なバランスが美味かった。
上屋久町#1
屋久島からの第一声(CW)は、FO-29の衛星通信からでした。 今までの衛星移動ではミニ八木を使っていましたが、パス中にビーム合わせをする煩わしさから、今回から固定用小型のノンラジアルGPを投入してみました。 収縮ポールにGPを取り付けた状態で車の中に収納しておき、運用時はハッチバックを開けてANTを取り出し、収縮ポールをちょこっと伸ばしてハッチバックにもたれ掛けるだけの超お手軽セッティングです。 なお、仰角はもたれ掛け具合で調整します。 これだと設営に要する時間は2分以内となり、衛星移動にはFBです。 FO-29をGPでアクセスするのはちょっと厳しいかなと思いましたが、AOS-LOSが少し短くなるだけで、結構使えました。 何と言ってもパス中のビーム合わせから開放されたことが、VY FBです。
上屋久町#2
2パス目のFOは西パスだったので、運用地点を屋久島最北端の一湊海水浴場に変更し、少しでも運用時間を長く確保するようにしました。 しかし、その努力も空しく平日だったこともありQSOはたった3局のみでした。 衛星後はギボシDPを張り、7MHz CWで40局ほど上屋久町をサービスして、上屋久町のサービスを終了しました。
尾之間温泉
屋久島で温泉と言えば尾之間(地元では、おのあいだと呼ぶ)温泉でしょうね。
湯量が豊富で温度も高め、欲張って湯に長く浸かっていたら、ゆでダコ状態になってしまいました。
湯上りは冷えたビールと屋久島焼酎で、宮之浦岳の湧き水で焼酎を割ればこれまた最高です。
ここ屋久町からは夜のVOと早朝のFOの2パスにQRVしました。
VOは東パスの高仰角と好条件で交信局数の伸びを期待しましたが、パス途中からFMの混信が発生し、さらに突然受信不能となるトラブルが発生したため、17QSO止まりでした。
受信不能の原因は受信に使っているFT-817とプリアンプを接続しているBNCコネクタのロックが不完全だったため、交信中に外れてしまったことです。
各局SRI。
翌日は朝のSAT後HFも運用しましたが、CondxがNGでハイバンドはノイズのみ。
7MHzと10MHzのCWで57局に屋久町サービスした後、空港に向いました。
これで屋久島ミニ移動は終了の予定でしたが、飛行機のチェックイン時間が迫っているのにも拘らず、空港近くの空き地でANTを上げ、VO-52で17QSOできました。
SAT運用後は大急ぎで撤収・無線機材のパッキングを行い、移動用に手を加えたレンタカーを元に戻すまでに要した時間は、たったの10分でした。