1.9Mhz釣竿ANT
一晩に嬉野市・武雄市・有田郡および糸島郡の4ポイントからQRVする、超ハードな移動を計画しました。 このためANTの設営・撤収が短時間でできることがポイントとなります。 いつもなら釣竿はガードレールなどに固定するのですが、今回は機動性を考慮し、釣竿を車の後部座席シートとドアの間に挟みこみ、窓から突き出してセンターピラ部にロープで固定する方法を採用しました。 これなら高速走行も釣竿を縮めれるだけで可能となります。 ちなみに釣竿の長さは9mです。 なお、ゴミ箱コイルとマッチングBOXは、運用終了後は後部座席に置きます。
マッチングBOXとゴミ箱コイル
フロントガラス部にあるのはマッチングBOXとゴミ箱コイルです。 マッチングBOXのアースは車のバッテリマイナス端子を利用し、幅広の平編み線でボンネットの隙間から引き込んでいます。 なお、走行中はマッチングBOXとゴミ箱コイルは取り外しています。 このANTは帯域幅が極端に狭いためANTの設営環境条件により共振点が変化します。 そのため各運用地点ではANTを展開する毎にSWRメータでチェックし、コイルのタップ位置とマッチングBOXのキャパシタを選択しています。 今回の運用では各運用地において、8エリアともQSOできたので飛びはそこそこだったようですが、受信はノイズっぽくて苦労しました。 コールサインを取れなくてQSO不成立となった局があるのが残念でした。