'07-3-11/12 鹿児島ローラⅢ

曽於市道の駅

曽於市道の駅

すっかり衛星パイルが病み付きとなり、鹿児島ローラⅢとして大隈半島を回ることにしました。 これまでに行った鹿児島ローラⅠとⅡでは、鹿児島空港周辺と薩摩半島を回りました。 ただし、諸般の事情で運用できるのは日曜の午後と月曜日になってしまいました。 ルートを検討した結果、お昼からでもVOとFOで大隈半島の全QTHから運用可能なことが判りました。 運用終了後はどこかの温泉にでも宿泊し、月曜日はのんびり観光でもしながら帰ってくることも考えましたが、大隈半島からの帰路は宮崎県経由SATを運用しながら鹿児島空港に戻ることにしました。
いつもと同じようにトヨタレンタ鹿児島でビッツを借り、曽於市目指し東九州自動車道を突っ走りました。 曽於市には1時間程で到着し運用ポイントを探すと、直ぐに道の駅を発見しました。 駐車場の端に車を止め、レンタカーを移動車に改造する作業を開始です。 いつもの様にバッテリーに電源ケーブルを直結し、リグ・アンテナをセットしました。
今回のパスはMEL=15degとまあまあの軌道でしたが、18QSOと予想外の結果にがっかり。 これは受信がノイズっぽかったことと、AGCがパカパカ動作してパイルを裁ききれなかったことが原因です。 呼ばれているのは判るのですが、コールが取れない、いもオペでスミマセンでした。

鹿屋の街中

鹿屋市

曽於市から鹿屋市に向けR504を南下しました。 山間部を貫くコーナー連続のコースでしたが、信号機も殆ど無く快適なドライブを楽しめました。 途中、鹿児島ラーメンの看板に誘われて、昼飯にすることにしました。 もちろん、とんこつベースのスープに分厚い黒豚チャシューが乗ったラーメンで美味かった。
鹿屋の街中で運用ポイントを探していると大きな駐車場を発見し、目立たないように端の方にポイントを確保しました。 衛星パス方向には障害物も無くFBな場所でしたが、結果は24QSOとLocの割には少なめのQSO数となり、何か受信系に問題があったのかも。?

垂水市

垂水市

鹿屋市から鹿児島湾沿いのR220を北上し、垂水市に入ったところでANTを展開しました。 路駐運用だったため車が通過する度にノイズレベルが高くなり、衛星受信には障害となりました。 特にミニバイクのノイズレベルは599++で、結構離れていても影響します。
Locには問題なく衛星は鹿児島湾を縦断するような好パスだったためか、30QSO/パスの自己最多レコードを記録しました。

肝属郡肝付町

肝属郡肝付町

垂水市が終わって次の肝属郡までは時間に余裕があったので、徹夜に備えて腹ごしらえと温泉にすることにしました。 温泉と言っても鹿屋市の中心街にあり、本格的な温泉ではなさそうです。 まあ、体が温まりゆっくりと休めれば、それで問題は有りません。 5時間ほど休憩した後、夜の部の開始です。 この辺りだと交通量もそれ程多くないので、路駐運用としました。 ローラ時の運用基本スタイルのは、AOS直前にサッと設営してLOSしたらパッと撤収です。 結果は軌道が低い割には23QSOもできました。

曽於郡大崎町

曽於郡大崎町

曽於郡大崎町では志布志湾沿いR220の、道の駅くにの松原おおさきからQRVしました。 道の駅なら駐車場は広いし、食べ物・飲み物に不自由しませんからね。 ここでも目立たないように駐車場の端っこの方にポイントを確保し、GPを設営しました。 MEL=37degのFBオービットでしたが結果は先ほどの肝属郡と同じく23QSOでした。 本日の運用はこれで終わりで、次の串間市向け出発まで、ここで仮眠することにしました。 駐車場には結構多くの車中泊族の車が駐車していて、適当に人気があるので安心です。

串間市

串間市

車の中では殆ど眠れることもできず、2時前には串間市向け出発することにしました。 毎週徹夜運用を行っているCYIさんは、鉄人ですね。 R220を海岸線に沿って北上し、宮崎県串間市に到着しました。 宮崎県から電波を出すのはこれが初めてで、ちょとわくわくしてきました。 Loc的には海岸線の反対側には山が迫っていて、パスの1/3はブロックされそうな場所です。 このままポイントを探しても状況は改善されそうにないので、なるべく山から離れた海岸近くの空き地に運用ポイントを設定しました。 月曜の早朝3時では、どれだけの方がお付き合いしてくれるのか不安でしたが、パイルは途切れることも無く21QSOをマークしました。 それにしても、皆さんこんな時間に起きていて良いのかな。

志布志市

志布志市

串間市から北諸県郡へのルートは複数ありますが、最短の山間部ルートは避け、一旦鹿児島県志布志市に戻り平野部のルートで行くことにしました。 平野部であればどこを走っていても衛星運用場所を見つけることは簡単ですからね。 真っ暗闇で周りの状況が良く判らないのですが、AOS10分前になったので適当なところで車を停め、ガードレールを利用してANTを設営しました。 ここでもQSO数は串間市と同じ21QSOでしたが、若干顔ぶれに違いが有り、良く観察すると夜更かし組みと早起き組みの入れ替えがあったようです。

北諸県郡三股町

北諸県郡三股町

このパスはMEL=3.6degの超低空飛行です。 パス方向が開けているポイントを探していると、運良く写真のようなベストポイントを見つけることができました。 写真では判らないかもしれませんが、遠くに見える山がちょっと気になりますが、パス方向には遮る物は何もなしです。 結果は軌道が低すぎたのか、それとも平日の朝だったからか、少な目の6QSO止まりでした。

小林市

小林市

次のVOまでは3時間以上もあるので、朝飯とお楽しみ温泉に行くことにしました。 車を走らせていると連太郎温泉の看板を発見、早速行ってみると何と休業中でしたす。 今更別の温泉に行くのも気が乗らないし、何と言っても睡魔が襲ってきたので、そのまま駐車場ね寝込んでしまいました。 すると突然、車のドアを勢いよく開けられ目が覚めてしまいました。 ドアを開けたのはここの管理人で、話を聞くとボンネットから怪しいケーブルが室内に引き込んであるので、自殺じゃないかと勘違いしたそうです。 事情を説明して一件落着ですが、お蔭ですっかり眠気が覚めてしまいました。 目が覚めたところで運用ポイントを探しに行動開始です。 暫く走ると小林市の標識を発見し、パス方向も開けているようなので、ここで運用することにしました。 結果は18QSOと平日の昼間であれば、こんなものでしょう。

西諸県郡高原町

西諸県郡高原町

ここでの運用が終わったら直ぐに高速に乗りたかったので、高原IC近くでポイントを探しました。 都合よくICの入口反対側に大きな空き地がありポツンと重機が1台置いてあっただけなので、ここで運用することにしました。 念のためAOS直前まで待機し、3分前になったらサッとANTを設営する作戦です。 さあ、そろそろANT設営の準備に取り掛かろうかなと思った瞬間、重機を載せた大型トレーラが入ってきて、運ちゃんに不審な目でにらまれてしまいました。 う~ん、ヤバイ。 撤去命令が出たらどうしよう。 悩んでいても仕方ないので、その空き地から出た所の道路で路駐運用をすることにしました。 急いでANTの設営を行いヘッドホーンを付けるとちょうどAOS時刻でした。 結果は9QSOと少なかったのですが、それは軌道が低かったためか、それとも慌ててANT設置したので仰角を間違えたかは?です。

大口市

大口市

高原町から大口市までは宮崎自動車道で25kmほど走り、そして高速を降りてから峠越えの山道を13kmほど走ります。 次パスのAOSが1時間だったため、高速クルージングとアクセル全開で山道を駆け上がり、峠の頂上に到着したのがAOS5分前でした。 衛星パス方向には山の斜面が迫っており、更に樹木に囲まれている最悪Locでした。 事前に航空写真で確認していたのですが、現地の様子はまったく異なるものでした。 真上から見た写真では、判らないことがありますね。 時間が無いのでとりあえず県境の看板の前にANTを設営し、CQを出し始めましたがループがまったく確認できず。 JHPさんに呼ばれているような気がしましたがコールが判らず、結果はゼロQSOに終わりました。

えびの市

えびの市

鹿児島ローラⅢラストは、えびの市からです。 えびの市の運用が終わり次第、高速を飛ばして鹿児島空港まで戻る必要があったので、運用ポイントは、えびのIC近くの川原の土手にしました。 南北方向には山がありますが、このパスは高仰角の軌道なので問題は無さそうです。 平日でもあり交信数は14QSO止まりで、最後は空CQが続いてしまいた。 そこで鹿児島ローラⅢの終了を告げるCLを打つと、多くの方からTUの返信がありました。 衛星追っかけ屋さんはQSOが終わると次なるターゲット狙いで、直ぐにその周波数から離れるものと思っていましたが、以外にも皆さん留まって聞いていてくれたんですね。 ちょっとビックリしたのと感激で、徹夜の疲れが吹っ飛んでしまいました。