カセットコイルファミリー
DIAMOND社のカセットコイル交換式モービルホイップMD200シリーズ用に製作した、自作カセットコイルファミリーです。
左から
1.9MHz用
3.5MHz用
7MHz用(メーカー製)
10~28MHz6バンドタップ切換式
50MHz用はショートバーで、全長2mのホイップなのでトップエレメントを短い物に交換し、全長を1.5mにています。
3.5MHz用と10MHz~28MHzタップ切替式コイル
左が3.5MHz用、右が10MHz~28MHzタップ切替え式で、円筒形ケースの直径は約7cmです。 3.5MHz用では銅線を約50回密巻きにしています。 10MHz~28MHタップ切替え式では、みの虫クリップでかませられるように、すずメッキ線を19回疎巻きにしました。
3.5MHz用コイルの内部
3.5MHz用コイルの内部です。 インピーダンスマッチングはトロイダルコア(FT112-#43)による4:1のトランスで、ツイストしたエナメル線をトロイダルコアに15回通しています。 ケースの内側縁に見える黒い物は共振周波数調整用のスタブで、外側コイルと同一方向に巻き、このスタブの長さで共振周波数を微調しています。 この方法であればANT調整時に、スタブを切り過ぎても簡単に交換することができて便利です。
10MHz~28MHzタップ切替式コイルの内部
予め各バンドの共振点に印を付けておき、みの虫クリップをかますだけです。
インピーダンスマッチングには給電点にキャパシターを並列接続しますが、周波数範囲が広いので3種類(47pF/100pF/220pF)のキャパシターをトグルSWで切替え選択する方法を採用しました。
各バンドにおいて最もSWRが小さくなるようなキャパシターの組み合わせをトグルSWで選択します。
各バンドにおけるキャパシターの組み合わせは
10MHz ----- 220pF+47pF
14MHz ----- 220pF
18MHz ----- 100pF
21MHz ----- 47pF
24MHz ----- 47pF
28MHz ----- 47pF
となりました。